❖仮想現実(VR)と 拡張現実(AR)って?
2020.11.19 |投稿者:神内秀之介
VRとは、「バーチャ ル・リアリティー(Virtual R e a l i t y ) 」 の 略 で 、「 仮想現実」とも言われています。 VRの特徴は名前の通り、「目の前にある現実とは違う現実を体験できる」ことです。
VRの具体的な例として 、「立体眼鏡」 が挙げられます。この立体眼鏡をかけると、今まで見ていた景色とはまったく異なる光景が目の前に広がります。 映画やテレビで体験され た方も多いと思います。実際に空や宇宙を飛んでいたり、有名な観光地にいたりすることを体験できます。昔のカラーセロハン時代とはもちろん雲泥の差です。
最近ではスマートフォンなどを活用した認知症の1人称体験や外国人労働者の 研修などで早速活用されています。一方、ARとは、「オーグメンテッド・リアリティー(Augmented Reality)」の略で「拡張現実」と訳されます。VRと違うポイントは「現実世界に新しい情報を追加する」という点です。今後介護の現場でも、利用者や入居者と向き合っている時に、掛けた眼鏡の中にその利用者や入居者のフェースシート情報や薬の情報、引き継ぎなんかが映し出されるかもしれません。
続いて、すでによく使っている言葉、「モバイル/モビリティ」です。これまでのITシステムは、パソコンを活用することが前提でした。 最近のモバイル機器の進化によって、パソコンの呪縛(じゅばく)から解放されることができました。実際、端末自体も、アプリケーションの費用も下がっていますので、みなさんも1 台くらい何か端末をお持ちかもしれませんね。 スマートフォンやタブレットはモバイル端末の代表機器です。
「モビリティ」とは「移動中のサービス利用」のことを指します。外出先などの移動中でも通信サービスやコンピュータシステムを利用できることを示します。ノートパソコンやタブレット、携帯電話などはモビリティの高いモバイル機器です。
情報流出などのセキュリティ面での不安がありますが、そうした不安を解消するためのツ ールやアプリケーションなどのサービスも数 多く提供されていますので、併せて利用したいものです。ただし、フリーWi—Fiなどは、 通信費がかからないことから利用したくなりますが、セキュリティの面で気をつけた方が良 い場合がありますので、利用前に確認し注意しましょう。