❖教える時間がない・人がいないの言い訳はもう使えない⁈


2021.02.08 |投稿者:神内秀之介

 これまでブログでお伝えしてきたオンライン・オンディマンド・e-Learning等が優位な点は、今後順調にコロナ禍が過ぎれば、外国人介護労働者が増えていくことも予想されますから、事前に多言語対応動画を作成することによって、入職時やその後の育成についても慌てることなく対応できる点もあります。

 日本では常識と思われることも、外国人にとっては初めて知ることだったりします。例えば入浴の習慣がない国から来た方は、入浴介助はどのように行えば良いか想像もつかないとだと思います。もちろん現場で指導するのですが、事前に知識だけでも入れておくことで理解も大きく変わってきます。

 私も以前日本国籍の方でしたが海外生活が長い介護実習生を在宅の利用者のところへ同行訪問し、雑巾掛けをお願いした時に、足で床の雑巾掛けをして利用者の家族から怒られた経験があります(笑)。

 私はその時は、力も入るし手も汚れないからむしろ良いのではと目から鱗でしたが、文化・習慣が違うとなかなか難しいですよね。

 また、先行してこのようなオンライン研修を採用して実施している施設や事業所からの事例では、先輩職員やベテラン職員が忙しく新人職員にゆっくりと研修をする時間を作ることができずに、新人職員の定着が課題であったが、オンライン研修を活用することによって、新人の不安要素が低減され離職率が下がったところもありました。

 施設間・事業所間・職員間の知識の差が縮まったとか、特定事業所加算の算定要件の中の「全従業員に対する個別の研修計画と実施」という要件が容易にクリアーできるようになったなど声もありました。是非、新年度からの研修計画等を議論するこの機会に活用を検討してみてはいかがでしょうか。


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