❖介護・福祉現場のコミュニケーション


2021.01.27 |投稿者:神内秀之介

 介護・福祉の現場で実践するコミュニケーションをざっくりと2つに分けると、一つは、利用者・入居者および家族などと事業所・施設職員との「①情報を伝達・交換する」という側面と、そしてもう一つはコミュニケーションをとる相手との間に「②良好な人間関係(社会的関係)を構築し、維持する」という側面があると思います。

 A I・ICT ソリューションの活用が①のコミュニケーションを改善し業務効率を向上することは、みなさんの実生活の中でも業務の中でも納得できることだと思います。例えば、手紙や電報などのコミュニケーションから電話やファックスに代わり、メールやS N Sなどに手段が変化していき、その便利さや使い勝手の良さはすでに経験済みかと思います。

 かたや後者の②の側面では、人間関係(社会的関係)の構築と維持という側面については、A I・ICTソリューションの活用はこれまでのアナログ的コミュニケーションを否定したり損なったりするものではなく、人間関係(社会関係)の新しい価値の創造やさまざまな可能性(もはやコミュニケーション相手のいないコミュニケーション(コミュニケーションロボットの活用など)も含め)を提案できるのではないでしょうか。

 さらにA I・ ICTソリューションは離れた相手ともまるで目の前で会っているかのようなコミュニケーションを可能としています(以前紹介のオンラインビデオ通話もそうです)。A I・ICTソリューションの活用は私たちのこれまでのコミュニケーション概念を根本から考え直すきっかけを与えてくれて、尚且つ選択の幅を広げてくれ、場所や時間を制限せず私たちの孤独や退屈にも付き合ってくれているのではないでしょうか。


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