神内商店の

第8章『ケアの質とは、人との“温度”のこと』

「最近、施設全体がちょっと変わってきてる気がする」沙耶がそうつぶやいたのは、ある昼休みのこと。職員間の声かけが増え、利用者さんとのやりとりにも少しずつ笑顔が戻っていた。主任の原田さんが言った。「それ、“質向上プロジェクト”の影響かもね」 質向上プロジェクト。法人が“福祉サービスの質”を見つめ直...

2025.08.08( 神内秀之介 )

福祉サービス第三者評価ガイドラインを活用した介護事業経営~福祉サービスの質を高める組織的な取り組みで信頼と満足を築く~

介護事業において、福祉サービスの質の向上は、利用者の満足度を高め、事業の信頼性を向上させるための最重要課題です。福祉サービス第三者評価ガイドラインの「Ⅰ-4-(1)-①」では、質の向上に向けた取り組みを組織的に行い、それを機能させることの重要性が強調されています。では、福祉サービスの質を高める組織的...

2025.08.08( 神内秀之介 )

第7章『制度語を暮らし語に・・・事業計画を“伝える”というケア』

「事業計画って、利用者さんにも関係あるんですか?」沙耶の問いに、事務職の本間さんはうなずいた。「もちろん。計画の中には、ケアの方針やサービスの目標が含まれている。でも伝え方が、“制度語”になりがちなんだよね」 制度語・・・それは、「加算取得」「体制強化」「連携推進」のような用語。沙耶は思った。...

2025.08.07( 神内秀之介 )

福祉サービス第三者評価ガイドラインを活用した介護事業経営~事業計画を利用者に伝え、信頼と共感を築く~

介護事業を成功に導くためには、事業計画を職員だけでなく、利用者やその家族にも周知し、理解を促すことが重要です。福祉サービス第三者評価ガイドラインの「Ⅰ-3-(2)-②」では、このプロセスの重要性が明確に示されています。では、事業計画を利用者に周知し、理解を促すことが、どのように事業経営を支えるのでし...

2025.08.07( 神内秀之介 )

第6章『設計図の中で働くということ』

「この業務って、誰が決めてるんでしょうか?」ある日、沙耶が先輩に尋ねた。先輩はファイル棚から一冊の冊子を取り出した「喜福ふくし会 事業計画書」。そこには、年度ごとの重点施策と、それに伴う具体的な活動内容が細かく記載されていた。 「毎日の業務は、この計画書の中にある“方針”に沿って組まれてるんだ...

2025.08.06( 神内秀之介 )



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