福祉サービス第三者評価ガイドラインを活用した介護事業経営~質の向上を目指して指導力を発揮し、組織を前進させる~


2025.08.12 |投稿者:神内秀之介

介護事業における成功の鍵は、福祉サービスの質を向上させたいという強い意欲を持ち、その取り組みをリードできる指導力です。福祉サービス第三者評価ガイドラインの「Ⅱ-1-(2)-①」では、質の向上と指導力発揮の重要性が明記されています。

では、質の向上に向けた意欲と指導力が、どのように事業経営を支えるのでしょうか?

  1. 質の向上は「組織の成長エンジン」
    質の向上に意欲的なリーダーが組織を引っ張ることで、施設全体が利用者から選ばれる存在になり、事業は着実に成長します。

例えば、「利用者の人生に寄り添うサービスを提供したい」という強い意志をリーダーが明確に示すことで、職員はその意図を理解し、目標に向けた行動が一貫するようになります。

特に、職員に対して「どうすればより良いケアを提供できるか?」という問いを投げかける指導力があれば、現場から積極的な改善案が生まれるでしょう。

  1. リーダーの指導力が生む「変化」と「成果」
    質の向上を目指すリーダーの指導力は、現場の課題を解決する力となります。ポイントは、現場の小さな問題にも気づき、それを大きな改善につなげられることです。

例えば、こんなケースを考えてみましょう:
現場で「利用者への声かけが少ない」という課題があったとします。リーダーが、それを見逃さず、声かけの重要性を職員に簡単に伝える研修を導入し、その後の変化を定期的にフォローする。こうした小さな対応の積み重ねが、利用者満足度の向上という大きな成果につながります。

  1. 「チーム全体を巻き込む」リーダーシップ
    個人の意欲だけでは、組織全体の質の向上は難しいものです。重要なのは、チーム全体を巻き込んで、目標を共有し、一緒に進んでいける環境を作ることです。

具体的には、以下のような工夫が効果的です:

継続してコミュニケーションをとる:職員一人ひとりの声を聞き、取り組みにつながるアイデアを吸い上げる

目に見える目標を設定する:質の向上を目指した具体的な数値目標を組織全体で共有する

成功を評価して称賛する:小さな成功をしっかりと認識し、職員に感謝を伝える

このように、一人ひとりが目標達成に向けて意識を高め、全体の力を引き出すことがリーダーの役割です。

朝10分でできること
忙しい日々の中でも、朝の10分を活用して、質の向上への意欲とリーダーシップを発揮するための小さなステップを踏み出しましょう:

前日の成功例をチームで共有する

職員への簡単なメッセージで質の向上意識を刺激する

短時間で話し合い、具体的な行動ポイントを決定する

これらの簡単なアクションが、組織全体を動かすきっかけになります。

まとめ
福祉サービスの質の向上に意欲を持ち、その取り組みを的確にリードすることは、組織力を高め、利用者満足度や信頼向上につながる柱です。

「意欲を持ち、率先して導く」。この姿勢が、ミドルマネジャーやトップマネジャーとしての信頼を築き、成果を引き寄せる原動力となります。朝の10分を活用して、今日からあなたのリーダーシップを光らせてみませんか?

#福祉サービス第三者評価を広げたい


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