74.障害者支援機関のリソースを活かす方法


2025.07.11 |投稿者:神内秀之介

「障害者支援機関の力を借りて、利用者さんの生活をより豊かに」

こんにちは、新人介護支援専門員の皆さん!
ケアマネージャーとして、日々利用者さんやご家族を支える中で、「障害者支援やそのためのリソースがもっと使えたら、さらに良いケアができるのに…」と感じることはありませんか?

実は、障害者支援機関には、利用者さんの生活を支えるための多くのリソースが眠っています。それらを活用することで、介護保険サービスだけでは補いきれない部分を埋め、より包括的な支援を提供することができます。

今回は、「障害者支援機関のリソースを活かす方法」をテーマに、その活用術や実践のヒント、そしてケアマネとしての成長につながるポイントをお伝えします。利用者さんの生活を豊かにするため、ぜひ一歩踏み出してみましょう!


1. 障害者支援機関が持つリソースとは?

障害者支援機関とは、障害を持つ方々の日常生活や社会参加をサポートするための施設・機関のことです。これらの機関が提供するリソースは、ケアマネジメントにも大きく役立ちます。


① 障害福祉サービス

  • 生活介護、就労支援、居宅介護、短期入所などのサービスを提供しています。
    • 日中活動の場としての「生活介護」サービス。
    • 仕事をサポートする「就労継続支援B型」。

② 自立支援のためのプログラム

  • 障害者が自立した生活を営むためのスキルアップ講座や相談窓口を提供しています。
    • 金銭管理や調理などの日常生活スキルの習得支援。
    • 障害者が社会参加するための地域活動のサポート。

③ 地域での居場所づくり

  • グループホームや地域交流スペースなど、安心して過ごせる場所を提供します。
    • 地域住民と交流できるカフェスペース。
    • 自宅以外の住まいとしてのグループホーム。

④ 専門職のアドバイス

  • 障害福祉分野の専門家(ソーシャルワーカー、心理士、作業療法士など)が在籍しており、具体的な支援の相談が可能です。


2. 障害者支援機関を活用する5つのステップ

障害者支援機関のリソースを上手に活用するためには、次のステップを参考にしてみてください。


① 地域の障害者支援機関を調べる

  • まずは、自分が担当するエリアにどのような障害者支援機関があるかを調べてみましょう。
  • 調べ方
    • 自治体の福祉課や地域包括支援センターに問い合わせる。
    • 障害者(自立)支援協議会や福祉ネットワークに参加する。

② 提供されているサービスを把握する

  • 各機関がどのようなサービスを提供しているのかを具体的に知ることが大切です。見学や説明会への参加もおすすめです。
  • 質問例
    • 「どのような利用者さんに向けたサービスがありますか?」
    • 「一日の流れや活動内容について教えてください。」

③ 利用者さんのニーズに合わせて提案する

  • 利用者さんやその家族の希望を聞き、そのニーズに合った支援機関を提案しましょう。柔軟な選択肢を示すことで、受け入れられやすくなります。
    • 「日中の活動の場を探しているなら、生活介護を検討してみませんか?」
    • 「社会とのつながりを持ちたいなら、地域交流スペースが良いかもしれません。」

④ 支援機関と連携する

  • 支援機関との連携を円滑に進めるためには、定期的なコミュニケーションが不可欠です。連絡を密に取り合い、利用者さんの状況を共有しましょう。

⑤ フォローアップを欠かさない

  • 支援機関の利用が始まった後も、定期的にフォローアップを行い、利用者さんが快適にサービスを利用できているか確認してください。
  • 質問例
    • 「サービスを利用してみて、何か不便な点や改善してほしい点はありますか?」

3. 実践例:障害者支援機関との連携で利用者さんを支えた話


エピソード:40代男性が就労支援を通じて自信を取り戻した事例

  • 背景
    発達障害を持つ40代男性Hさん。長年自宅に引きこもりがちで、社会に出る自信を失っていました。家族は「少しでも外に出るきっかけを作りたい」と相談してきました。
  • ケアマネの取り組み
    • 就労支援B型の利用を提案
      Hさんの興味やスキルに合わせ、地域の就労継続支援B型の利用を提案。
    • 支援機関との連携
      支援機関とHさんの状況や目標を共有し、段階的なステップを設定。最初は短時間勤務から始めることに。
    • フォローアップの徹底
      Hさんの利用状況を定期的に確認し、支援機関からのフィードバックを家族やHさんに繋げました。
  • 結果
    Hさんは少しずつ外で働くことに慣れ、自信を取り戻しました。「自分にも社会の中で役立てることがある」と語るHさんの表情には、以前とは違った明るさが見られました。

4. 新人ケアマネへのエール:障害者支援機関を活かして成長しよう!


① 積極的に情報を集めよう

  • 支援機関の情報を集めることは、利用者さんへの提案の幅を広げる第一歩です。積極的に見学や相談を行い、自分自身の知識を増やしていきましょう。

② 支援機関を「チームの一員」と考える

  • 障害者支援機関は、利用者さんを支えるチームの一員です。連携を深めることで、より質の高いケアを提供できます。

③ 利用者さんの未来を一緒に描こう

  • 支援機関のリソースを活用しながら、利用者さんの「その人らしい生活」を支えるための未来を共に考える姿勢を忘れないでください。

5. 今日のまとめ:障害者支援機関のリソースを活かそう!

  • 障害者支援機関は、介護保険サービスを補完し、利用者さんの生活を豊かにする大きなリソース。
  • 地域の支援機関をリサーチし、利用者さんのニーズに合ったサービスを提案しよう!
  • 連携を大切にし、支援機関をチームの一員として活用。
  • 利用者さんにとっての「その人らしい生活」の実現を目指そう!

最後にひとこと!

「障害者支援機関は、利用者さんの人生を支えるパートナー。」

新人ケアマネージャーの皆さん、障害者支援機関のリソースを活用することで、利用者さんが新しい一歩を踏み出すきっかけを作ることができます。そのプロセスは、あなた自身の成長にもつながるはずです。一緒に、地域の力を活かしながら利用者さんを支えるケアマネジメントを実現していきましょう!

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