介護現場で「善く生きる」実践を


2025.04.15 |投稿者:神内秀之介

介護の現場では、チームをまとめ、利用者さんやスタッフから信頼されるリーダーの存在が、職場全体の雰囲気や仕事の質に大きな影響を与えます。「どうすればリーダーとして信頼されるのか?」と悩む人も多いかもしれませんが、実は特別なカリスマ性や才能が必要なわけではありません。信頼されるリーダーへの道は、日々の小さな行動と心がけから始まるのです。

「ミルのようなリーダー」を目指さなくていい
哲学者のジョン・スチュアート・ミルのように偉大な思想家や指導者を目標にする必要はありません。介護現場におけるリーダーシップは、日々のリアルな行動や、人との関わりの中で育まれるものです。特別な「リーダー像」を追い求めるのではなく、自分ができる範囲で「善く生きる」ことを意識するだけで、自然とその姿勢が周りに信頼や安心感を与えます。

善く生きる生き方が、リーダーを作る
「善く生きる」とは、他者への思いやりや誠実さ、そして自分の行動に対する責任を持つことです。例えば、利用者さん一人ひとりの声に耳を傾けること、スタッフの悩みをちゃんと受け止めること、小さなミスにも真摯に向き合うこと――こうした日々の積み重ねが、リーダーとしての信頼を築いていきます。大きな決断をする時だけでなく、普段の生活や仕事の中で「自分はどんな人でありたいか」を問い続けることが、優れたリーダーへの近道です。

自分の行動が周囲に与える影響を意識する
リーダーとしての力は、指示や命令ではなく、行動の背中で語るものです。介護の現場では、あなたの姿勢や態度が、利用者さんやスタッフにどのような影響を与えるかを考えましょう。例えば、困った時に冷静に対応する姿や、ミスをしたスタッフを責めるのではなく共に解決策を考える姿勢は、周囲に「この人についていきたい」と思わせる力を生み出します。

まとめ
信頼されるリーダーになる秘訣は、日々の小さな行動や生き方の中にあります。「善く生きる」というシンプルな目標を持ち、それを実践することで、自然と周囲からの信頼が集まり、あなた自身が優れたリーダーになっていくのです。


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