「やらなきゃ…」その気が重い時
2025.04.10 |投稿者:神内秀之介
介護の仕事は、多忙で責任も重く、「今日もやらなきゃいけないことが山積み…」と気が重くなる瞬間があるかもしれません。頭ではわかっていても、なかなか行動に移せない時、どうしたら良いのでしょうか?そんな時に有効な、ちょっとした哲学的なアプローチをご紹介します。
頭で考えるより、体を動かすのが正解
「やらなきゃ」と思えば思うほど、あれこれ考えてしまい、かえって行動が億劫になることがあります。そんな時は、まず頭で考えるのをやめてみる。そして、何も考えずに「体を動かしてみる」ことをおすすめします。利用者さんの居室に足を運ぶ、資料を手に取る、机を片付けるなど、どんな小さなことでも構いません。一歩を踏み出すことで、次第に気持ちがほぐれ、やるべきことに自然と動き出せることがあります。
「行動するから気持ちがついてくる」という逆の効果
「気持ちが乗らないから行動できない」と思いがちですが、実は逆のことも多いのです。何かをし始めると、その行動に引っ張られるように気持ちが後からついてくることがあります。特に介護現場では、利用者さんと一緒に作業をしたり、話を聞いたりする中で、自然とやりがいやモチベーションが湧いてくることが少なくありません。
まずは小さな一歩から始めよう
気持ちが動かない時は、大きな目標を掲げるのではなく、「小さな一歩」を目指してみてください。例えば、「今日は一つだけポジティブな声かけをする」「一つだけ作業を片付ける」といった具体的で小さな目標を設定することで、ハードルが下がり、動き出しやすくなります。そして、その達成感が次の行動へのエネルギーになります。
まとめ
「気が重い」と感じる時、頭の中で考えすぎず、まずは体を動かしてみましょう。小さな一歩を踏み出すことで、気持ちは後からついてくるものです。介護の現場でも、まずはできることから始めてみる。その積み重ねが、利用者さんやチーム、そして自分自身への良い影響を生むきっかけになるはずです。
